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  • 執筆者の写真Junki Kouya

「食」を通して地域の手助けをしたい お弁当屋さんが語る寺尾への思い

更新日:2022年12月26日


栃木市寺尾地区で店舗を持たないお弁当屋さんを営むsottodeli。

オシャレでおいしいお弁当やお惣菜は若い世代はもちろんのこと地域の年配の方からの注文も多く、幅広い年代から人気のお弁当屋さんです。 


sottodeliを経営するのは寺尾出身・在住の栗原碧さん。

栗原さんは一度は大学進学のため寺尾を離れたが卒業後は寺尾にUターン。民間企業に勤めた後、2019年にsottodeliを開業。人口減少や少子高齢化など多く課題を抱えるこの地域でなぜお弁当屋さんを開業したのか、地域おこし協力隊が栗原さんにインタビューを行い、その背景に迫りました。 



 

なぜ寺尾に戻ってきたのか?

自分の家族が好きで寺尾が好きだったからで、大切な人のそばで自分の好きな環境で暮らすことが自分にとって最優先したかった事なので栃木市内で就職先を探し寺尾に戻りました。東京の大学に進学したのですが、卒業後は寺尾に戻ってくると決めていたので全く迷いはなかったです。



寺尾が好きな理由は? 

自然がとにかく豊かなところと人の温かさです。夏は蛍がとんでいたり、冬は空気が澄んで星がきれいだったりで四季折々の美しさを感じることができます。寺尾の人はみんな優しくて人の温かみを感じることができるのも魅力です。 




寺尾でお弁当屋さんを始めた理由は? 

小さいころから料理が好きでずっと飲食の道に進みたいと思っていました。だからこそ料理が学べる学校へ行きたいと思っていたのですが、周りの反対もあってその道には進まず、遠回りをしてきました。けど、いつかやりたかったなあって後悔したくない!と思って思い切って会社を辞めて自分でお店を開こうと決意しました。


じゃあどこでやるか?と考えたときに地元が高齢化が進んでいて地域のおじいちゃんおばあちゃんたちが気軽にお買い物に行けない中で少しでも手助けをしたいなあと思い寺尾を選びました。 




sottodeliの名前の由来は? 

大学時代に東京のデパ地下でアルバイトをしていて、そのときお世話になった店長の言葉がヒントになっています。店長には「自分のことは二の次で周りに気を配るあなたの姿勢や行動は決して目立つことはなくてもなくてはならない大切な存在でした」という言葉をいただきました。


自分のお店も目立たなくてもいいから誰かにとって大切な存在になりたいなと思って、お客様に”そっと”寄り添うという意味を込めてsottodeliという名前にしました。



今後は?

大きな目標としては寺尾のために何か動ける人になることです。まず店舗を持ちたいなと思っています。今は完全予約制で中身もおまかせのみなので、予約なしで気軽に立ち寄れるようなお店にしたいです。そこで寺尾の名物や昔親しまれていたお菓子なども復活させたいなと考えています。

 


 

栗原さんのインタビューを通して、食を通して寺尾の手助けをしたいという熱い思いが伝わってきました。寺尾の若手が寺尾のために何かしたいと思っていることは地域にとっての希望だと感じました。そのような思いが連鎖していろいろな動きが増えていくと寺尾はさらに盛り上がっていくのではないでしょうか。



【Instagram】



今回の記事は地域おこし協力隊のラジオ出演の際にインタビューしたものです。 

ぜひ、そちらも見てください~




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